(株)グローバルエージェンツは6日、ソーシャルアパートメント「WORLD NEIGHBORS清澄白河」(東京都江東区、全134室)のグランドオープンに先駆け、メディアを対象に内覧会を開催した。同社が手掛けるソーシャルアパートメントでは36棟目。
同物件は、東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅徒歩13分、東京メトロ東西線「木場」駅徒歩14分に立地。鉄筋コンクリート造地上10階建て。1992年築の企業の社員寮をフルリノベーションしたもので、リノベーション費用は総額2億円。外国人もターゲットに据え、家具付きマンスリー契約も可能な同社の「WORLD NEIGHBORS」ブランドを採用した。
1階には、フロントカウンターを設けたロビー、キッチン付きのラウンジ、ワーキングスペースを用意。最上階の10階にもバーラウンジなどを設けて、居住者間のコミュニティの場とする。また、1階には地域の住民も利用も可能なカフェ、布団なども洗えるコインランドリーも併設した。今後、カフェなどで協賛している生活関連企業とワークショップなども実施する予定。
ソーシャルアパートメントの住民は、毎月指定のカードに5,000円補充され、カフェ飲食費用にあてることができる。コインランドリーについては、指定のランドリーバッグに洗濯物を入れ、回収ボックスに入れておけば、翌日までに洗濯・乾燥・たたみまでをして返却する洗濯代行サービスの利用が月2回まで無料。
各居室の専有面積は約19平方メートル、ミニキッチン付きの1K。8割を家具なし、2割を家具付きの部屋とした。家賃は8万4,000~11万円。最多賃料帯は9万4,000円。管理費は1万3,000円で、各居室の電気代は実費。
同社代表取締役の山崎 剛氏は「当物件は、護国寺に次ぐ大規模物件。スケールメリットを生かし、カフェとコインランドリーを併設した。今まで、建物の中での住民間交流が主となっていたが、カフェを併設することでまちの人が集まる場となり、住民とまちの人との交流の場にできる。それに加え、ランドリーには待ち時間があり、カフェで待ち時間を過ごすという新しい提案ができるソーシャルアパートメントとなった」と述べた。また、同社の手掛けたソーシャルアパートメントのロビーに初めてフロントカウンターを設けたことについては、「民泊新法を見据えて設置した。この物件を新法施行後の民泊第1号物件としたい」と語った。