不動産ニュース / その他

2017/4/11

住戸専用宅配BOXで再配達ゼロ目指す

全住戸に対応する「ライオンズマイボックス」

 (株)大京は10日、(株)フルタイムシステム(東京都千代田区、代表取締役:原 幸一郎氏)と共同開発の住戸専用宅配ボックス「ライオンズマイボックス」を発表した。

 同社がこれまで供給してきた新築マンションにおける宅配ボックスの設置率は、総戸数の約15%にとどまっており、一部の物件では「満杯で受け取りができない」との声があがっていた。インターネットショッピングの利用率増に対し、共働き増加による不在時間が増えており、再配達率の急増が問題となっていることなどから、住戸専用宅配ボックスを設置。「再配達ゼロ」を目指していく。

 総戸数50戸のマンションには、全戸に対応する住戸専用ボックス50個を用意。全国の約9割をカバーする大手3社(日本郵便(株)、ヤマト運輸(株)、佐川急便(株))でボックスを同時利用し、複数の荷物を同時収納する。メールボックスと一体化することにより、省スペースで効率的な荷物の受け取りを実現する。また、住戸専用ボックスに入りきらないサイズの荷物用として、従来型の宅配ボックスも11個整備。着荷メール通知や、一定期間内に荷物を受け取らない居住者に対しては、フルタイムシステムのコントロールセンターから連絡を入れるなど、ソフトサービスも充実させる。

 2017年度竣工の5物件にて導入を開始(首都圏、北海道)。18年度竣工の物件については、全国10物件での導入を予定している。併せて、大京グループが管理する既存マンションにも、大規模修繕等のタイミングで管理組合に提案していく。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。