不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/4/11

既存住宅、6割超が売り出し価格より安く購入

 (株)LIFULLは11日、既存住宅購入経験者を対象にアンケート調査した「中古住宅調査」をとりまとめ、発表した。調査期間は2016年12月21~22日で、有効回答数は420件。

 売り出し価格に対して値引きがあったかどうかについては、「大幅に安く購入できた(500万円以上値引き)」が6.2%、「安く購入できた(100万円以上)」が23.3%、「少し安く購入できた(100万円未満の値引き)」が34.8%で、トータルでは64.3%の人が売り出し価格よりも安価で購入したと回答。

 なお、値引きの有無についてホームインスペクションの依頼の有無で見ると、「大幅に安く購入できた」の回答は、ホームインスペクションを依頼した人で20.9%と突出して高く、検討したが依頼しなかった人(13.1%)、検討も依頼もしなかった人(2.8%)との間で開きが出た。

 新築住宅と比べた既存住宅のメリットについては、「安く購入できる」が59.3%でトップ。2位は「実際に物件を見ることができる」(33.1%)、3位「自分に合ったタイミングで住むことができる」(24.8%)に。

 一方デメリットについては、「住宅設備が老朽化している」(57.4%)、「見た目が劣化している(汚れ、傷など)」(36.4%)、「耐震性が不安」(26.7%)が上位を占めた。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。