不動産ニュース / 開発・分譲

2017/4/18

宅配ロッカー利用効率向上へ小型BOX開発

宅配
新サイズのボックスを組み込んだ宅配ロッカーのイメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)は17日、宅配ロッカー大手の(株)フルタイムシステム(東京都千代田区、代表取締役社長:原 幸一郎氏)と共同で、マンションの宅配ロッカー利用効率向上プロジェクトを開始した。

 社会問題化している宅配物の増加に対応したもので、宅配サービス会社へのヒアリング、フルタイムシステムの集積データ分析を通じて、宅配ロッカーの現状課題を抽出。その結果、(1)利用状況に適した宅配ロッカーの新構成によるボックス数増加、(2)宅配ロッカーの入出庫回転率の向上、(3)宅配ロッカーへの入庫数減少、(4)宅配ロッカーの利用情報閲覧サービスの4点を対策として考案した。

 (1)については、両社が提供する既存マンションの宅配ロッカーでは、最小のSサイズのボックスの利用率が80%を占め、さらに宅配物の60%がさらに小さいサイズであったことから、新たにSSサイズのボックスを開発。従来と同じ宅配ロッカー設置スペースで、約1.5倍のボックス数を確保する。 

 (2)については、宅配サービス会社がマンションを訪れても宅配ロッカーが満杯で利用できない状況が、1日平均約1.2回発生している状況を鑑み、荷物を受け取る入居者に対するメールでの通知などを今後の新規物件から導入していく。

 このほか、小サイズの荷物であれば入れられるメール便対応ポストの導入や、配達ドライバー向けの宅配ロッカー利用状況を確認できるウェブサイト構築なども予定している。

 これらの対策については、6月下旬に発売する新築分譲マンション「パークタワー晴海」(東京都中央区、総戸数1,076戸)より導入していく。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通40周年

月刊不動産流通 月刊誌 2023年4月号
不動産実務に役立つ情報が満載!
2023年、不動産市場はどうなる?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

ムック売買・賃貸 不動産トラブルQ&A

弁護士が63事例を解説!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2023/3/1

「海外トピックス」更新しました!

塩でできたエコな宮殿『パラシオ・デ・サル』【ボリビア】」配信しました。
富士山とほぼ同じ高さに広がる世界最大の塩の砂漠、ウユニ塩湖。そのほとりにあるのが、世にも珍しい“塩製”のホテル「パラシオ・デ・サル」です。現地ライターが建設の経緯や建物の特徴などをレポート!