IREM JAPANは25日、「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)にて通常総会を開催。2016年度事業報告および17年度事業計画、理事、監事、新役員選任案などを審議・可決。17年度会長として右手康登氏(新都市総合管理(株)代表取締役)を再任した。
IREM JAPANは、15年10月9日に一般社団法人として設立し、16年4月よりNPO法人の業務(公益事業を除く)を移管して活動している。
17年度事業計画では、20年をめどとするCPM1,000名体制を目指し、(1)会員拡大活動、(2)CPMの品質を確保し、優位性のある活動の実現、(3)会員フォロー活動、(4)認定管理会社(AMO)制度導入の推進、(5)将来を担う人材の育成と世代交代の推進、などに取り組んでいく。
なお、NPO法人では、11年より実施している全国賃貸住宅実態調査を引き続き推進。17年度は3万棟・15万戸を目標に、データを収集する。
右手会長は、「今年度は、IREM日本支部をIREM東日本支部に変更し、新たにIREM認定のIREM西日本支部、IREM九州支部を設立する計画。IREM JAPANは3つのIREM認定支部をとりまとめる、世界で15番目のリージョンに昇格する。全国各地域での活動を今まで以上に活発化させ、日本本部の存在感を維持するとともに、アジアをはじめ世界における日本の地位を高めていきたい」と話した。
併せて行なわれた(一社)CCIM JAPANの総会で新会長に就任した後藤聡志氏(きらめき不動産(株)代表取締役)は、「CPM取得者以外の新規でのCCIM受講者を増やし、REITやファンドなど不動産金融プレイヤーの加入率も上げていきたい」などと抱負を述べた。