(株)矢野経済研究所は30日、2017年第1四半期(1~3月)の住宅リフォーム市場に関する調査の結果をまとめた。
同四半期の住宅リフォーム市場規模(速報)は1兆2,838億円(前年同期比2.5%増)。消費税増税前の14年第1四半期以降は、例年通り1兆2,000億円台で推移している。
また、16年度のリフォーム市場規模は6兆2,311億円(同3.4%減)と推計。消費税増税の反動による駆け込み需要の影響が依然残っていることや、消費税再増税先送りによるリフォーム需要の先送りで、消費者のリフォーム需要が低迷したため。
同社は、17年度のリフォーム市場についても、最近の景気動向が好影響を与える気配はあるものの、「需要の一巡感もあり、前年並みの需要で推移するものと考える」としている。