東急リバブル(株)は31日、投資用アパート「ウェルスクエア事業」を拡大すると発表した。
投資用鉄骨造アパートを建築・販売する同事業は、2014年にスタート。低金利政策の継続や相続税改正の追い風を受け、堅調に業績を伸ばしている。これまでに7棟を販売、引き渡しており、現在さらに19棟が販売・計画中。このほど壁式鉄筋コンクリート(WRC)造アパートの商品開発も開始し、さらなる事業拡大を目指す。
WRC造をラインアップに加えることで、これまで3階建て・販売価格3億円程度を中心としていたが、今後は4~5階建て・5億円台の需要に応えていく。すでに、東京都渋谷区で総戸数28戸の4階建て、同目黒区で13戸の4階建ての計画が進行中。開発エリアも都心エリアに広げていく。
商品については、建物外観・アプローチなどについて建築士によるデザイン監修を物件ごとに実施。全物件への宅配ボックス設置やオートロック、防犯カメラ等を設置する。
17年度は20棟の開発を見込んでおり、将来的には年間30棟の開発・販売、売上高100億円規模への拡大を目指す。