不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/7/26

首都圏賃貸、23区が16ヵ月ぶり成約増

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2017年6月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は1万7,918件(前年同月比1.1%減)となり、16ヵ月連続の減少となったが、アパート成約件数が増えたことで、減少率は大幅に縮小した。地域別では、東京23区8,198件(同1.9%増)と16ヵ月ぶりに増加したほか、東京都下も1,484件(同1.4%増)と増加。神奈川県4,491件(同6.4%減)、埼玉県1,932件(同2.3%減)、千葉県1,813件(同0.7%減)。

 新築・中古別成約数を前年同月比で比較すると、新築のマンションは3.8%減で4ヵ月連続の減少、アパートは3.0%増で2ヵ月ぶりに増加。中古では、マンションが2.1%減で14ヵ月連続の減少、アパートは1.8%増と3ヵ月連続の増加となった。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万9,800円(同0.4%上昇)で2ヵ月連続のプラス。アパートは6万4,600円(同2.9%上昇)と2か月ぶりのプラス。09年1~12月の各月を100とした賃料指数の首都圏平均は、マンションが89.6(前月比0.1ポイント上昇)で2ヵ月連続のプラス。アパートも99.8(同2.7ポイント上昇)と2ヵ月ぶりにプラスとなった。

 1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,599円(前年同月比0.4%下落)で3ヵ月ぶりのマイナス、アパートは2,187円(同1.7%上昇)で4ヵ月連続のプラスとなった。賃料指数はマンションが92.0(前月比0.5ポイント下降)と3ヵ月ぶりのマイナス、アパートは95.8(同3.6ポイント上昇)と再びプラスとなった。

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