不動産ニュース / 開発・分譲

2017/9/1

シアトル近郊で賃貸住宅664戸

開発する賃貸住宅(2区画)外観イメージ

 大和ハウス工業(株)は1日、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル近郊で推進中の複合開発「エステラパーク・プロジェクト」の中で、賃貸住宅(2区画、総戸数計664戸)を8月に着工したと発表した。

  「エステラパーク・プロジェクト」は、賃貸住宅ほか、オフィスやホテル、公園等からなるレドモンド市オーバーレイク地区初の複合再開発プロジェクト。敷地面積約11万3,300平方メートルの10区画で構成する。このうち2区画(ブロック5&9、ブロック6A)を全米大手不動産会社Lincoln Property Company(リンカーン社)との共同プロジェクト第5弾として、現地法人のDaiwa House Texas Inc.(ダイワハウス テキサス)を通じて開発するもの。

 「ブロック5&9」(総戸数448戸)は木造地上6階建て、同8階建ての2棟で構成。敷地面積1万3,120平方メートル、延床面積3万775平方メートル。竣工は2020年1月を予定。「ブロック6A」(総戸数216戸)は木造地上6階建て、敷地面積5,357平方メートル、延床面積2万9,294平方メートル。竣工は19年5月を予定。間取りはスタジオタイプ33戸、1ベッドタイプ485戸、2ベッドタイプ146戸。専有面積49.42~111.5平方メートル。賃料は16万円台~33万円台(1ドル=110円換算)。

 中・高所得者層のミレニアル世代をターゲットに、共用部には、入居者専用のエンターテインメントラウンジやカフェスペース、プール、フィットネスセンターなどを設置する。防犯性を考慮し、セキュリティ管理された全戸分の自走式駐車場も設ける。

 同社は今後、米国現地法人を通じて管理戸数を現在の1,935戸から5,000戸へ増加させ、19年3月期までに747億円の売上を目指す。また、現在展開しているASEAN、オーストラリアでの事業を発展させ、18年度に海外売上高2,500億円の達成を目指す。

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