不動産ニュース / 仲介・管理

2017/9/20

期間限定で屋外にワークプレイス

複合オフィスビル「品川シーズンテラス」(写真奥)の
屋外広場が会場

 大型複合ビルである「品川シーズンテラス」(東京都港区)のエリアマネジメントを手掛ける品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局(NTT都市開発(株)内)は、4日から15日の期間、同ビルの屋外広場を活用した「品川アウトドアオフィスon the Green 2017」を開催した。

 敷地内の広大な緑地広場に、期間限定でワークプレイス環境を提供する取り組み。大型テントやタープを設置し、江崎グリコ(株)の置き菓子サービス「オフィスグリコ」も導入。太陽の光や風などを感じながら、コミュニケーションを育みやすくクリエイティブな発想が生まれやすい環境を提供した。

 昼はオフィスワーカーを中心に活発に活用され、パソコンを手に屋外空間で和やかに会議や打ち合わせをする姿が見られた。

 夜は、地域コミュニケーションプレイスとして、ビアガーデン会場として活用。70種類以上のビールを用意し、キッチンカーによるフード販売や生演奏のライブなどを実施し、同ビルワーカー以外にも多数の来場者を獲得した。

 利用者からはおおむね好評の声を獲得しており、アンケート結果の集計などを進めながら来年以降の継続開催を検討していく考え。

テント(写真左)やタープ(写真右)などを用意。
開放感あふれる環境で、打ち合わせなどを
行なうグループが多数見られた

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。