不動産ニュース / 開発・分譲

2017/9/27

赤坂インターシティ、29日開業へ/新日鉄興和不

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「赤坂インターシティAIR」外観

 新日本興和不動産(株)は26日、再開発プロジェクト「赤坂インターシティAIR」(東京都港区)の29日グランドオープンに先駆けて、プレス向け内覧会を開催した。

 同ビルは、オフィスを中心に、コンファレンス、商業、医療、住宅から構成された高さ205mの大規模複合ビル。東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅に直結。鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造地上38階地下3階、塔屋1階建て、敷地面積1万6,088.32平方メートル、延床面積17万8,328.01平方メートル。

 敷地内にはオープンスペースを確保し、誰もが住みやすく働きやすい、居心地のよいまちを目指した。緑化率50%に当たる5,000平方メートル超の大規模緑地を整備。将来的には虎ノ門ヒルズまで緑道空間を通していく計画。

 商業エリアは4つのエリア(散策路、タワー棟グランドフロア、メインダイニング、地下鉄連絡通路につながる地下1階)に分かれており、緑地に面した15店舗のカフェとレストランが並ぶ。

 6~37階のオフィスフロアは、ワンフロア約800坪で、低層・中層・高層に別れており、それぞれのエレベーターでダイレクトアクセスが可能。リーシングは、クリエイティブ産業が大半を占め、IT、AI関連が多く、ほぼ満床でのスタートとなる。5階にはエリアに役に立つよう医療施設を設け、虎ノ門病院と連携していく。3・4階には大小12の会議室を用意したコンファレンス、2階にはエントランスロビーや、バイリンガルスタッフを置いた託児所を設けた。

 また、南面の5~12階にはレジデンス「赤坂AIRレジデンス」(総戸数52戸)を配置。専有面積58.30~112.98平方メートル、間取りは1LDK~4LDK。全居室から緑地の眺望を楽しむことができる。

 説明会で同社代表取締役社長の永井幹人氏は「赤坂は当社のビル事業の発祥の場所であり、当社にとって思い入れの強い土地。70名の地権者のみなさまと勉強会を始めて十数年を経て今日を迎える。赤坂・虎ノ門エリアは国際都市東京の顔となること目指し、今後開発が進んでいく。その先駆けとして、このビルを成長させていきたい」などと述べた。

「国際都市東京の顔となること目指し、
ビルを成長させていきたい」などと話す
新日本興和不動産(株)代表取締役社長の永井幹人氏

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市街地開発事業

市街地を開発または整備する事業のこと。 具体的には、都市計画法第12条に掲げられた次の6種類の事業を「市街地開発事業」と呼ぶ。

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