不動産ニュース / 開発・分譲

2017/10/18

分譲マンションと同時開発のサ高住を公開

手前がサ高住「ウエリスオリーブ武蔵野関町」、
奥が分譲マンション「ウエリス武蔵野関町」

 NTT都市開発(株)は18日、サービス付き高齢者向け住宅「ウエリスオリーブ武蔵野関町」(東京都練馬区、総戸数70戸)を報道陣に公開した。

 西武新宿線「武蔵関」駅徒歩13分、JR中央線「吉祥寺」駅よりバス14分「慈雲堂前」バス停徒歩4分、JR中央線「三鷹」駅よりバス11分「北裏」バス停徒歩7分。NTTの社宅跡地を定期借地権で借り上げ開発した、分譲マンションとサ高住を同時に開発する“つなぐTOWNプロジェクト”の第2弾。

 建物は鉄筋コンクリート造地上4階建て。自立高齢者向けの「スイートルーム」と、特定施設の指定を受けている要介護者向けの「プラチナルーム」を用意。「スイートルーム」には、緊急コールボタンやライフリズムセンサーなどを設置。コンシェルジュサービスや見守り、生活支援といったソフトサービスも用意することで、高齢期でも安心して自立した生活ができる環境を提供する。「プラチナルーム」は、車いすでも生活しやすい屋内設計としているほか、建物の南面に面したところに食堂・ラウンジを設置。リビングとして活用してもらい、コミュニティを育成する。

 1階には「つなぐカフェオリーブ」を開設。定食やカフェメニューを提供すると共に、寄贈本を設置し人と人との交流を促す「まちライブラリー」も運営し、地域のコミュニティ形成の場所として活用していく。

 なお、隣接する分譲マンション「ウエリス武蔵野関町」(総戸数78戸)は完売し、入居も完了。10月1日には「つなぐタウン武蔵関町」のまちびらきイベントを開催。500人ほどの来場者を集めた。

  「ウエリスオリーブ武蔵野関町」で現在募集している住戸は、「スイートルーム」では、専有面積30.90~34.45平方メートル、賃料は13万1,500~14万3,500円(その他共益費、基本サービス費が必要)。「プラチナルーム」では、同19.06~19.38平方メートル、賃料、管理費、食費などを含む月額利用料は22万8,640~24万8,140円。

 同社住宅事業本部賃貸事業部シニア統括マネージャーの大学淳示氏は、「サ高住部分は入居開始から1年半での満室稼働を目標にしており、現在の契約状況は順調に推移している。自立した生活を送りながら、安心感を得られる点を評価・入居してくださっている方が多い」と語った。

 “つなぐTOWNプロジェクト”は、「町田中町」(東京都町田市)、「武蔵野富士見町」(東京都東村山市)、「調布入間」(東京都調布市)と第5弾物件まで開発が進行中。関西初プロジェクトとして大阪での開発も決定している。

プラチナルームのあるフロアでは
南に面して「食堂・ラウンジ」を用意。
リビングのように活用してもらう
まちびらきイベントには、分譲マンション入居者や近隣居住者など約500人が来場してにぎわった

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