不動産ニュース / 開発・分譲

2017/10/24

西新宿の日本最高階数タワーMが竣工

「ザ・パークハウス西新宿タワー60」外観。
マンション足元には、1,700平方メートルの公開空地「結いの森」があり、
周囲の緑と一体となり昆虫や鳥類の生態系を維持していく

 三菱地所レジデンス(株)が相鉄不動産(株)、丸紅(株)、(株)フジタ(施工)と共同で開発してきた分譲マンション「ザ・パークハウス西新宿タワー60」(東京都新宿区、総戸数954戸)が竣工。23日、報道陣に公開された。

 同物件は、都営大江戸線「都庁前」駅、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅徒歩6分、JR線他「新宿」駅徒歩15分に広がる、広さ約1.5haに及ぶ市街地再開発「西新宿五丁目中央北地区市街地再開発事業」の一環として建設されたもの。高さ208.97m、日本最高階数となる地上60階建てのタワーマンション。

 新宿中央公園と生態系を合わせた広さ1,700平方メートルの公開空地「結いの森」をマンションに隣接して設けたほか、国産材を多用した共用施設、自然、減災・防災、多様性をコンセプトに竣工前から2020年まで継続して実施するエリアコミュニティプログラムの導入などが特徴。

 14年10月にモデルルームをオープンし、15年2月から販売を開始。同年内に地権者住戸を除く777戸を完売した。住戸は、1R~3LDK、専有面積33~156平方メートル。販売価格は3,198万~3億5,000万円、最多価格帯は6,100万円台。完売までの来場件数は約3,000件。交通アクセスと都心の利便性、60階建てタワー、再開発の発展性、大規模ならではの共用施設などが評価され、幅広い層、都内全域から契約者を集めた。

 竣工にあたり会見した同社代表取締役社長の脇 英美氏は「生物多様性や災害対策、コミュニティ活性化などに対応した造り込みが評価された。建築工事に着手したのは4年前だが、ここにくるまでには25年の時間がかかっており、ようやく地権者やお客さまに引き渡すことができるのは感慨深い」などと同開発を振り返った。

 また、今後のマンション事業については「ユーザーはしっかり時間をかけ物件を選別している。ニーズも多様化している。価格の高止まり感については理解を得られているが、アクティブシニアや共働き層、海外ユーザー等の多様なニーズに対応した物件をどう提供していくかがカギ」などと語った。
 職住近接のターミナル駅近物件、生活利便施設を併設した大規模郊外物件、投資向け物件、リノベーション物件など多様な商品企画を展開。用地取得環境の悪化に対応し、再開発や建て替えシェアを現在の15%から20~30%まで引き上げていくほか、サービス付き高齢者向け住宅や学生寮、シェアハウス事業にも参入する。サービス付き高齢者向け住宅はすでに2物件の事業化を進めているほか、学生寮も1物件に事業着手。いずれも、同社が物件を開発。運営事業者に一括転貸する形で事業化する。

国産木材をふんだんに使用したコミュニティスペース「ENGAWA」。
土間、和室、縁側調の小上がりがあり、入居者が自由に利用できる。
隣接して木製のおもちゃ等が用意された「木育スペース」も設置

この記事の用語

市街地再開発事業

都市計画で定められた市街地開発事業の一つで、市街地の合理的で高度な利用と都市機能の更新を目的として実施される事業をいう。既成市街地において、細分化されていた敷地の統合・共同化、共同建築物の建設、公共施設の整備などを行なうことにより、都市空間の高度な利用を実現する役割を担う。

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