スターツグループは1日、京都市中央卸売市場第一市場「賑わいゾーン」活用事業の優先交渉権者に選定されたと発表した。
同事業は、2019年春に開業を予定しているJR嵯峨野線新駅に隣接しており、京都市中央卸売市場第一市場や周辺の商店街等とともに、京都駅西部エリアにさらなる新たな賑わいの創出を目指す。京都の「食」と「職」をテーマに、商業施設とホテルを組み合わせた地上8階建ての複合施設を建設し、20年の開業を予定している。
1~2階に、京都市中央卸売市場の食材を活用した飲食店を中心とする店舗を誘致。京都の伝統工芸品の販売、および伝統文化・伝統産業の「学び」や「体験」の機会を提供する施設、地域の観光情報等の発信拠点となる観光情報センターなどを設置する。3~8階には、国内外からの観光客をメインターゲットとしたホテル(約200室)を計画。同施設内にレンタサイクルを導入し、観光客の来場促進と周辺への回遊性を高めていく。
事業計画や貸付内容などの契約条件の詳細については、京都市と協議を重ね、60年間の一般定期借地権設定契約を締結する予定。