不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2017/11/10

売上・利益とも過去最高/長谷工18年3月期2Q

 (株)長谷工コーポレーションは10日、2018年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(17年4月1日~9月30日)の売上高は3,894億2,000万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は430億3,000万円(同19.5%増)、経常利益は433億400万円(同18.1%増)、当期純利益は320億3,200万円(同14.7%増)。中間期としては、売上・利益とも過去最高を更新した。

 主力の建設関連事業が、建築資材・労務費の安定、物件の大型化などによる施工効率の向上などを背景に完成工事総利益率が改善。完成工事高は2,540億円(同8.3%増)。完成工事総利益は520億円(同24.6%)。完成工事総利益率は20.5%(同2.7ポイント上昇)とはじめて2割台に。分譲マンション新築工事では、首都圏で200戸以上の大規模物件14件を含む37件、近畿圏・東海圏で200戸以上の大規模物件2件を含む10件、東西合計で47件を受注した。完成工事は賃貸住宅等2件を含む計23件を竣工。同セグメントの売上高は3,081億円(同21.1%増)、営業利益414億円(同18.6%増)を計上した。

 また、中間期時点の受注高は2,084億円(同162億円減)、通期受注4,800億円(同222億減)と前年度実績を下回ると予想するが、これは前期東京オリンピック・パラリンピック選手村の建設受注350億円があった反動とする。

 なお、好業績を受け通期利益予想を上方修正。売上高8,000億円、営業利益960億円(前回発表比4.3%増)、経常利益950億円(同4.4%増)、当期純利益660億円(同4.8%増)を見込んでいるほか、中間期としては95年3月期以来となる復配(1株当たり10円)を決定した。

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