不動産ニュース / 開発・分譲

2017/11/14

沖縄・瀬底島に高級タイムシェアとホテル開発

左は「ヒルトン・グランド・バケーションズ」、
右は「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」外観イメージ

 森トラスト(株)は、ヒルトン・グランド・バケーションズ(米国フロリダ州、社長兼最高経営責任者:マーク・ワン氏)、ヒルトン(米国バージニア州、取締役社長兼最高経営責任者:クリストファJ. ナセッタ氏)と、沖縄県瀬底島に建設する複合宿泊施設の契約締結を発表した。

 瀬底島は、沖縄本島の西側にある3kmからなる小さな離島で、那覇空港から車で約1時間半の立地。島にある800mにも渡るビーチでは、シュノーケリングやジェットスキーなどのマリンスポーツを楽しむことができる。

 同プロジェクトは、敷地面積13万3,791平方メートル、2つの施設で構成。今後、沖縄が世界水準のリゾートとして発展するために、短期から長期滞在まで対応できるように、高級タイムシェア・リゾートとホテルを合わせて計画したもの。タイムシェア・リゾート「ヒルトン・グランド・バケーションズ」(客室数132室)は、地上10階建て、延床面積約1万5,000平方メートル。ホテル「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」(総戸数約300室)は地上9階建て、延床面積約2万1,000平方メートル。

 開発は、森トラストが担当。ヒルトン・グランド・バケーションズが「タイムシェア・リゾート」を所有、運営する。ヒルトンは「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」を運営する。

 森トラストとヒルトン・グランド・バケーションズにとっては初の提携。ヒルトン・グランド・バケーションズは、「タイムシェア・リゾート」を日本で初めて発表するプロジェクトとなる。

 ヒルトン・グランド・バケーションズが展開するタイムシェア・システムは、1週間単位でリゾートの所有権を販売。オーナーは、それぞれのニーズに合った滞在型のバケーションを楽しむことができる。所有権は、「固定週」と「浮動週」、オンシーズン、オフシーズンなど、さまざまな種類があり、個人のニーズに合わせて選択が可能。

 「ヒルトン・グランド・バケーションズ」は、全室(1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルーム)がオーシャン・ビュー。各部屋にはキッチンが完備され、専用プールなどリゾート内の全施設が利用可能。「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」も、全室オーシャン・ビュー。2つのレストランと、ラウンジ、バー、チャペル、会議室、屋外・屋内プール、スパ、フィットネス施設、ビーチハウスなどの施設を完備する予定。

 「ヒルトン・グランド・バケーションズ」は2018年着工、21年開業の予定。「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」は18年着工、20年開業の予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

リゾート

行楽地。一般に、余暇活動として訪問し、または滞在する場所をいう。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。