不動産ニュース / ハウジング

2017/11/17

中央住宅、西大宮で全332棟の分譲戸建て

「フラワー」は、壁にパステルカラーを採用

 ポラスグループで戸建分譲住宅を企画・販売する(株)中央住宅は、戸建分譲住宅「ワンリンク西大宮 332プロジェクト」(さいたま市西区、総棟数:332棟)の第1期(15棟)が完売したと発表した。

 (独)都市再生機構が手掛ける大規模土地区画整理事業「Liv-Field西大宮」の一部。同事業の総開発面積は115.5ha、計画人口は約1万3,000人で、2009年にJR「西大宮」駅が開設し大規模開発が進行している。

 同社のプロジェクトでは、21年までの長期的なまちづくりとして40区画全332棟を開発する。理想のまちを作り出すために“教育環境”“立地環境”“外的環境”“人的環境”“生活環境”“地球環境”を6つ領域で捉え、それらが一つにつながるイメージをキーワードとした。

 第1弾は、JR川越線「西大宮」駅徒歩から18分。「モデル」「フラワー」「ストーン」と、3つの街区を設定し、“木の質感を味わう邸別設計”の住まいを創出。「フラワー」と「ストーン」の2街区にモデルハウスを設置した。

 「フラワー」は、花が持つ優雅さを屋内外にわたって凝縮させた街区。全敷地が135平方メートル以上で、庭には家庭菜園と植栽スペースを配置する。室内はリビングにつながる場所にウッドパネルで仕切られた空間である「木箱の空間」を設置。リビングには天井が傾斜を持つ三角勾配天井を採用した。

 「ストーン」は、石目調の素材で落ち着いた雰囲気とし、片流れ屋根のスタイリッシュなシルエットとあわせて、モダンで上質なまち並みを形成する。敷地は154~163平方メートルで、広めの庭を設けている。リビングには小上がりの「タタミコーナー」を設置。読書など落ち着ける空間としている。また、木の風合いを持つ造作ダイニングテーブルを設置し、キッチンとダイニングとの会話が生まれるようにした。

 第1期販売(15棟)の土地面積は約135~200平方メートル。建物面積は約93~119平方メートル。間取りは2(3)LDK等。販売価格は3,780万~6,280万円(税込み)。

 同社戸建分譲さいたま事業所所長の石井克利氏は、「西大宮では、同時にマンションの分譲も行なっており、今回の戸建て分譲プロジェクトとあわせた複合開発となっている。土地の仕入価格としては当社過去最大であり、重要なプロジェクト。分譲後も住民が程よい距離感のコミュニティを築けるよう、ワークショップなどを開催していく。これは当社が長年続けてきたことで、他社との差別化になると考えている」と話した。

「ストーン」は、木の温もりが特徴

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土地区画整理事業

市街地を面的に整備するために、土地の区画形質の変更や公共施設の整備を行なう事業の一つで、土地区画整理法に従って実施されるものをいう。 この事業の実施によって、例えば、不整形な土地や袋地が解消され、道路や公園が整備されることとなる。

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