不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/11/27

9月末のJREIT資産総額、過去最大に

 東急不動産(株)はこのほど、「TOREIT四半期報告」(2017年9月)を発表した。JREIT上場全投資法人の開示情報をデータベース化し、四半期ごとに調査・分析しているもの。

 17年9月末時点の投資法人数は59投資法人(前期比1法人増)。JREIT資産規模は、物件数3,588物件(同14件増)。資産総額は、取得金額ベースで16兆4,471億円(同2,390億円増)、鑑定評価ベースで18兆910億円(同3,838億円増)と、いずれも過去最大となった。鑑定評価ベースは、JREIT創設以来初めて18兆円を突破。

 期中の取得物件数は40件(同14件減)、取得金額は2,960億円(同476億円減)。売却物件数は26件(同8件増)、売却金額は729億円(同58億円増)。取得時鑑定キャップレートは、平均4.5%(同0.3ポイント下降)だった。

 運用時NOI利回りは平均4.9%(同0.1ポイント下降)と、過去最低水準を維持した。

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キャップレート(Cap Rate)

還元利回りのこと。資産の収益から資産価格を算出する際に用いる利率をいう。

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