不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/11/29

首都圏新築戸建て成約価格、2ヵ月ぶりの下落

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社ネットワークにおける2017年10月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格・成約価格のデータを公表した。

 新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,509万円(前月比1.1%上昇)で2ヵ月連続のプラスとなった。前年同月比でも1.4%上昇し、こちらも2ヵ月連続上昇。

 成約価格の首都圏平均は3,359万円(同1.5%下落)となり、2ヵ月ぶりの下落。首都圏平均の前年同月比は2.2%下落で、3ヵ月連続のマイナスだった。地域別では、東京23区が4,817万円(同1.5%上昇)、東京都下3,615万円(同0.4%下落)、神奈川県3,586万円(同2.1%下落)、埼玉県2,959万円(同2.4%上昇)、千葉県2,603万円(同4.4%下落)と、東京23区と埼玉県が上昇した。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が100.5(同1.2ポイント上昇)、成約物件は94.9(同1.4ポイント低下)。4ヵ月連続で成約物件の価格指数が登録物件を下回った。

 既存マンションの登録価格は、1戸当たり2,697万円(同0.5%上昇)。前年同月比では6.0%上昇し、3ヵ月連続のプラスとなった。

 成約価格は、2,855万円(同0.7%下落)。前年同月比では2.8%の上昇で19ヵ月連続のプラスとなった。地域別では、東京23区が3,677万円(同1.9%上昇)、東京都下2,492万円(同3.7%下落)、神奈川県2,281万円(同1.5%上昇)、埼玉県2,159万円(同1.7%上昇)、千葉県1,832万円(同5.6%下落)。

 1戸当たりの価格指数は、登録物件が126.4(同0.7ポイント上昇)、成約物件が143.3(同1.1ポイント低下)。成約物件の価格指数が登録物件を20ヵ月連続で上回った。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。