不動産ニュース / 開発・分譲

2017/11/30

CRE戦略支援事業、蔵前の賃貸Mが竣工

「ライオンズフォーシア蔵前」外観イメージ

 (株)大京は30日、賃貸マンション「ライオンズフォーシア蔵前」(東京都台東区、総戸数191戸)が竣工したと発表した。

 同物件は、東日本電信電話(株)(NTT東日本)が所有する土地を有効活用する「CRE戦略支援事業」として、大京グループで賃貸マンションと小規模認可保育園を企画・提案したもの。

 都営浅草線「蔵前」駅徒歩4分に立地。鉄筋コンクリート造地上14階建て、敷地面積1,630.97平方メートル、延床面積9,973.97平方メートル。

 大京が事業主、(株)穴吹工務店が設計・施工。竣工後は(株)大京穴吹不動産がプロパティマネジメントを、オリックス・ファシリティーズ(株)がビルマネジメントを受託し、グループ一貫で運営する。

 台東区は待機児童が多いことから、解消に向けて小規模認可保育所を設置。運営事業者は2018年4月に入居する予定。

 宅配ボックスを導入するほか、集会室を設置。モニター付インターフォンや、主要箇所に防犯カメラを設置し、居住者の安全に配慮。玄関への出入りが建物外部から見えないよう内廊下を採用し、プライバシーを確保する。

 居室は、4パターンのカラーバリエーションがあり、間取りは1R、1K(94戸)、1LDK(26戸)、2LDK(57戸)、3LDK(13戸)など、さまざまなプランを用意。専有面積25.13~75.26平方メートル。賃料は9万9,000~27万4,000円の予定(管理費・共益費含む)。

 17年11月から賃貸募集を開始し、半数の住戸に申し込みがある状況。第2期募集を12月より開始する。大京穴吹不動産が、物件の一部を企業の社宅として契約する。

 また、案内時にIoTを活用し、鍵がなくてもオートロックや空き部屋の鍵の開錠を遠隔で操作し、見学の効率良く対応できる「スマート内覧」を導入する予定。

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CRE

Corporate Real Estate の略で、「企業不動産」をいう。 企業は、事業のために事務所、店舗、工場、福利厚生施設など各種の不動産を所有・賃貸借しているが、それらすべての不動産がCREである。

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