不動産ニュース / 仲介・管理

2017/12/7

人形町にシェア型賃貸核の複合施設/リビタ

「BEAKER(ビーカー) 日本橋人形町」外観

 (株)リビタは、シェア型賃貸住宅を核にした複合施設「BEAKER(ビーカー) 日本橋人形町」(東京都中央区)を竣工。6日、報道陣に公開した。

 同施設は、事業主である三井不動産(株)が取得・保有する築37年の住宅・寄宿舎のビルを、シェア型賃貸住宅・スモールオフィス・店舗からなる複合施設にリノベーションする5年限定のプロジェクト。東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線「人形町」駅徒歩1分に立地。リビタは、施設全体の企画と統括設計監理、シェア型賃貸部分を借り上げ運営するほか、建物全体でのイベント等も行なっていく。

 建物は延床面積約1,000平方メートル、鉄筋コンクリート造陸屋根地上5階建て。1階の駐車場を店舗に改装し、地元のイタリアンレストランを誘致。2~4階にシェア型賃貸住宅(全12室)、3~5階にはスモールオフィスを設置する。採光の制限により建物北側に居室をつくれないため、北側はシェアラウンジなどの共用施設とスモールオフィス、南側に居室を配置。建物中央に、シェア型賃貸住宅利用者用のセキュリティ内での動線となる階段を設置した。

 スモールオフィス部分は、三井不動産のベンチャー共創事業「31VENTURES」によって選ばれたベンチャー企業7社が入居する。シェアラウンジやミーティングルームは、住人とオフィス利用者がシェア。新たな交流やアイディアの創出を狙う。

 シェア型賃貸住宅は、専有面積12~30平方メートル。各室にベッド・机・冷蔵庫などを設置。洗面・シャワー・キッチンなどは共用。賃料は月額9万5,000~13万5,000円。敷金なし、礼金は賃料の1ヵ月分。期間1年の定期借家契約。30歳代の社会人中心に4室が申込済み。

各室にベッド・机・冷蔵庫などを設置。
洗面・シャワー・キッチンなどは共用

この記事の用語

シェアハウス

複数の居住者・家族が一定の生活空間を共用する住宅をいう。一般に、台所、浴室、居間などを共用し、居住者同士のコミュニケーションが生まれることとなる。賃貸住宅として供給されているが、居住スタイルの選択肢の拡大に応える住宅形態のひとつである。

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