(株)東京カンテイは7日、2017年11月の主要都市圏・主要都市別の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,054万円(前月比2.6%下落)と、4ヵ月ぶりに下落に転じた。都県別では、東京都が6,044万円(同7.2%下落)と大きく反転下落。神奈川県は3,146万円(同1.6%上昇)と、8ヵ月ぶりの上昇となった。千葉県は2,121万円(同0.4%上昇)と4ヵ月連続の上昇。埼玉県は2,200万円(同3.9%下落)と、反転下落した。首都圏では、東京都と埼玉県で下落した影響により全体で下落傾向となったが、神奈川県と千葉県では上昇している。
近畿圏の平均価格は2,393万円(同2.5%上昇)と、反転上昇した。府県別では、大阪府が2,464万円(同2.3%下落)と反転下落、兵庫県も2,163万円(同1.4%下落)と連続下落。京都府は3,749万円(同9.5%上昇)と反転上昇した。
中部圏の平均価格は2,044万円(同2.1%上昇)、愛知県は2,533万円(同1.2%上昇)と、いずれも2ヵ月連続の上昇となった。
福岡県は1,681万円(同2.4%下落)。築年が1.4年若返っているものの、下落傾向で推移した。