不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/1/31

20年、東京のホテル客室は3,500室不足/CBRE

 シービーアールイー(株)は31日、特別レポート「2020年のホテルマーケット展望-注目を集めるホテル開発トレンドと需要動向」を発表した。

 インバウンド需要の拡大と客室単価の上昇によりホテル開発が活発化しており、東京23区と大阪市、京都市の三大マーケットでは17年から20年にかけて既存客室の38%に相当する新規供給が予定されていると発表。

 なお16年以降はRevPAR(販売可能客室数当たりの客室売り上げ)の伸びが鈍化。17年に入り民泊やクルーズ船、ホステルなど宿泊態様の多様化の進展で、マイナスに転じているという。

 20年の政府目標である訪日外国人客数4,000万人を前提に3大マーケットの必要客室数を推計した結果、東京は新規供給を踏まえても3,500室ほどの客室数が不足すると試算。一方で、大阪は1万3,500室程度、京都は1万1,300室程度、ストック数が必要客室数を上回る見通しとなった。この点について同社では、「必ずしも大阪・京都で供給過剰を意味するものではなく、京都については客室数不足により需要が潜在化していた可能性があり、その需要が供給増加により顕在化していく可能性がある。大阪は稼働率が高まり予約が取りにくくなったことで宿泊需要が潜在化したり他都市へと流出していたとも考えられ、需要回帰も期待できる」とコメントしている。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年10月号
売買仲介を効率化するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/9/5

「月刊不動産流通2024年10月号」発売中!

月刊不動産流通2024年10月号」が発売となりました。
特集は、「売買仲介を効率化! オンライン活用」です。賃貸取引ではかなり定着したともいえる電子契約やIT重説。売買仲介においては、どの程度普及しているのでしょうか。売買仲介の営業活動や取引におけるオンラインの活用方法について取材しました。有効活用のポイントや、アナログとの使い分け方、メリット・デメリットは…?