不動産ニュース / 開発・分譲

2018/2/22

野村不、恵比寿の公務員宿舎跡地再開発を着工

再開発建物の完成予想図

 野村不動産(株)は、計画を進めてきた東京都渋谷区の国家公務員宿舎原町住宅跡地の複合再開発プロジェクトを着工した。

 同プロジェクトは、JR「恵比寿」駅徒歩5分に位置。約4,000平方メートルの敷地再開発にあたり、「2020年東京オリンピック・パラリンピック時の観光客増加に伴い不足する宿泊施設の整備」と「高齢者・子育て支援施設設備」という国の条件を満たした提案として、同社が事業者に選定された。

 建設するのは、分譲マンション、ホテル、介護施設、保育施設の複合建物で、総延床面積約1万6,000平方メートル。分譲住宅は、地上11階建て、総戸数88戸。住戸は、2LDK~4LDK、専有面積約60~200平方メートルを予定。閑静な住環境と高い利便性をウリにしたプレミアムマンションとして、20%を超える緑地率、オーダーメイド対応やコンシェルジュサービス、隣接するホテル・介護施設・保育施設との連携サービスなどを導入する。

 ホテルは、プリンスホテルグループが、宿泊特化型ホテルの新ブランドとして展開する「プリンススマートイン」として、2020年夏に開業予定。全82室(シングル30室、ダブル15室、ツイン37室)にレストラン、会議室、フィットネスジムなどを備える。

 介護施設は、要介護者向けの通所介護事業(定員25名)、自立・要支援者向けの介護予防・日常生活支援総合事業(定員10名)を予定。保育施設は、定員100名規模の認可保育園開所を予定している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。