不動産ニュース / 団体・グループ

2018/2/22

安心R住宅、対象を「スムストック」に限定

初の登録事業者となった「安心R住宅」運用開始に向けての取組報告を行なった

 (一社)優良ストック住宅推進協議会は21日、笹川記念会館(東京都港区)にて「スムストックレポート2018」を開催。活動報告や、17年12月に初の登録事業者となった「安心R住宅」運用開始に向け方針を明らかにした。

 17年度(17年7月~18年6月)の成約件数は1,800件(前年比10%増)になる見込み。累積成約数は17年末時点で7,681棟、期末では8,622,件となる見込み。物件の査定等、仲介実務を行なうスムストック住宅販売士は17年末時点で5,812人となった。
 また、17年11月末までの成約事例を分析。取扱物件の平均像は築年数17.2年、延床面積128.59平方メートル、建物成約額は1,072万円で、新築時の建物価格2,361万円の約45%の価格となっている。築年数別では、築21年以上の物件が約35%を占めた。築21年以上の建物平均価格は539万円。築31年以上でも315万円となった。土地・建物を含む査定額と成約額の平均差異も1%程度と、ほぼ査定額通りに成約できていることも分かった。
 今後の拡大に向けての課題は、オーナー補足率の向上や部門間の連携強化。また、認知度アップに向け、スムストック専用ローンや瑕疵保険の普及に努めるほか3月中旬に同協議会ホームページの大幅リニューアルなども行なう。

 「安心R住宅」については、対象を「スムストック」に限定し、「安心R住宅」ではリフォーム実施もしくは提案が必須となることから、スムストック専用瑕疵保険付きスムストックにリフォーム提案をプラスする。また、4月の運用開始に向け、名古屋・東京・福岡など全国7ヵ所でスムストック住宅販売士に向け、制度・要件・標章使用についての説明会を実施。物件案内広告については、標章と安心R住宅の説明文については協議会共通フォーマットを用意した。
 今後は、省エネ等、新たな視点でのリフォーム提案や、専用融資を利用した提案、売り主自身がリフォームを行ないやすくする仕組みの構築など、先導的役割を果たすべくスムストックの独自性を打ち出していく。

 会の冒頭、最近の住宅政策の動向をテーマに講演した国土交通省住宅局長の伊藤明子氏は、「安心R住宅」事業者登録について、スムストック、リノベ―ション住宅協議会に続き、「全日本不動産協会、全国宅地建物取引業協会連合会も登録に向け準備をしている状況」と報告。またスムストックについて「履歴情報等、安心R住宅の中でも“スペシャル”」と位置付け、「一定の存在感が出せるくらいの量が市場に出回るよう、ご協力をたまわりたい」などと協力を要請した。

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スムストック

既存住宅のうち、良質なストックとして評価できるものをいう。日本語の「住む」と英語の「ストック(Stock)」を重ねた造語。

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