不動産ニュース / IT・情報サービス

2018/3/6

グループでIoT活用を積極化/東急不HD

サービスのイメージ

 東急不動産ホールディングス(株)およびグループ各社は、自社サービスにおいてIoT技術導入を積極化していく。

 東急不動産ホールディングスと(株)東急コミュニティーは、共同でIoTを活用したスマートホームサービス「Taskus」の実証実験を今春より開始する。「Taskus」は、(株)トライフォートと開発した専用アプリを使ったサービス。IoT(スマートロック・IPカメラ)と、対象のマンションに配置した専任担当者を連携させて、暮らしの困りごとを解決する複合的なサービスを目指す。スマートロックをアプリで解錠。居住者不在時の家事代行、宅配物のマンション内宅配等を計画。

 併せて東急不動産(株)が保有する複合施設「TENOHA代官山」(東京都渋谷区)内に、グループ各社とIoT関連企業の共創の場として「TENOHA IoTラボ」を開設、「TENOHAショールームのIoT化」を進める。グループ各社がIoTの導入を検討・検証できる場を目指し、企業規模や製品段階にかかわらず多種多様な協業者のIoT機器を設置する。ソフトバンク(株)とエンコアードジャパン(株)が提供するエネルギーデータのリアルタイム分析を活用したIoTプラットフォームサービス「エネトーク」の設置に加え、室内環境をモニタリングし、快適で健やかな住宅環境を実現する空気質センサーを国内初披露する。また、共用部分のIoT化の検討・検証や、住宅と商業の連携を実現するIoTの検討・検証も推進する。

 東急リバブル(株)は、子会社のリバブルアセットマネジメント(株)が開発する自社所有の賃貸マンション「リバーレ」シリーズにおいて、イッツ・コミュニケーションズ(株)が提供するインテリジェントホームの導入、インテリジェントホームと連動したGoogle Homeの無償提供を開始する。また、スマートロックを採用、スマートフォンでの鍵の施錠・解錠を可能にするとともに、オートロックによる鍵の閉め忘れ防止等、セキュリティ強化を図る。
 建設中の「リバーレ東新宿」(東京都新宿区)より展開を開始し、「日本橋三越前」、「麻布十番」の開発案件でも展開を計画している。

この記事の用語

IoT(インターネット・オブ・シングス)

Internet of Things。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。

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