不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/26

仙台で日本初CLTを床材利用した高層建築/三菱地所

外観完成予想CG

 三菱地所(株)は26日、仙台市泉区「泉パークタウン」内で進めている賃貸マンション「(仮称)泉区高森2丁目プロジェクト」(総戸数39戸)に着工した。

 宮城交通宮城大学線「寺岡六丁目・泉アウトレット」バス停徒歩3分に立地。ホテルや商業施設、アウトレット等が集積するまちの中心部に位置する。木造・鉄骨造地上10階建て、敷地面積3,550.78平方メートル、延床面積3,604.79平方メートル。専有面積51.44~89.43平方メートル、間取り2LDK・3LDK。

 同プロジェクトは、CLT(板の層を各層で互いに直交するように積層接着した大判パネル)を床材として使用した日本初の高層建築物。床と壁に約230平方メートル使用している。また、同社と(株)三菱地所設計、(株)竹中工務店、山佐木材(株)の4社で取得したCLT床2時間耐火構造の国土交通大臣認定技術も初めて適用。林野庁・国交省の補助金事業にも採択されている。

 2時間耐火の大臣認定を受けたCLT床、竹中工務店の特許技術「燃エンウッド」(3層構成の耐火集成材)を柱に採用。両者ともに同物件が国内初の施工。竣工後は賃貸住宅として運営しながら、継続的に建物性能に関するデータ等を収集する。設計と今後の施工段階での実証により、2時間耐火構造技術を含めた防耐火技術・構造技術、施工方法において合理化手法の確立を目指す。

 同社では、同事業推進にあたり、2018年度に住宅業務企画部内に専門部署「CLTユニット」を組成し、事業化に向けた研究開発に取り組んでいる。CLTの利用を通じて、工事費の低減や工期短縮、将来の事業機会創出へとつなげていくとともに、CLTを利用した建築物の普及を促進していく先導的な役割を果たしていく。

 竣工は19年2月下旬の予定。

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CLT

木材板を積層接着した厚型のパネル。英語のCross Laminated Timberの略で、和訳は「直交集成板」である。 CLTは、板の層を繊維方向が直交するように交互に張り合わせたもので、高い寸法安定性、優れた断熱性があるほか、CLTを柱や梁とする構造は軽量で耐震強度を確保できるとされている。

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