不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2018/4/16

分配金は3,797円/HLI18年2月期

 ヒューリックリート投資法人(HLI)は12日、2018年2月期決算を発表した。

 当期(17年9月1日~18年2月28日)は、営業収益81億8,300万円(前期比15.3%増)、営業利益47億3,300万円(同17.7%増)、経常利益42億1,500万円(同19.4%増)、当期純利益42億1,400万円(同19.4%増)。1口当たり分配金は3,797円(同419円増)となった。

 「相鉄フレッサイン銀座7丁目」の追加取得など3物件を取得、2物件を譲渡した。期末時点の保有物件は44物件、取得価格合計は約2,564億円。都心・駅近にこだわったポートフォリオ構成が奏功し、ポートフォリオ全体の稼働率は99.7%(前期比0.4ポイント増)と高水準を維持した。

 今後は、マーケット賃料水準より低い賃料のテナントに対しては、増額更改により賃料の適正化を進めると共に、退去区画についてはマーケット賃料水準による後継テナントの早期リーシングに注力する計画。

 決算説明会に登壇したヒューリックリート投資法人およびヒューリックリートマネジメント(株)代表取締役の時田榮治氏は、「スポンサー経由での物件取得に加え、今後は外部物件の取得にも取んでいく。上場当初から掲げていた資産規模3,000億円の達成はすでに見えてきている」とコメントした。

 次期については、営業収益79億2,600万円、営業利益44億9,000万円、経常利益39億6,400万円、当期純利益39億6,300万円、1口当たり分配金3,570円を見込む。

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不動産投資信託のことで、アメリカのREIT(Real Estate Investment Trust)の日本版であることから、JREITと呼ばれる。不動産を買収、賃貸して収益を得る専門の会社(投資法人)または同様の機能を担う信託会社が証券を発行し、金融商品として取引される。

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