不動産ニュース / 仲介・管理

2018/4/17

オフィスビル清掃にロボット導入/三井不

清掃ロボ
導入した清掃ロボット。壁際ギリギリまで自動で清掃できる走行制御技術の高さが特徴

 三井不動産(株)は、新型の業務用清掃ロボットを「東京ミッドタウン日比谷」のオフィスフロア清掃業務に正式導入した。実質稼働は5月。

 同ロボットは、ビル管理の効率化を図るため、パナソニック(株)と共同開発したもの。ビル管理を手掛ける三井不動産ファシリティーズ(株)の清掃業務ノウハウと、パナソニックの家庭用清掃ロボット技術の組み合わせを約2年にわたって研究してきた。ビル管理業務における人的コストを大幅に削減できる。

 清掃中の音声ガイドに加えて、警告ライトでの周囲への注意喚起、センサーで障害物等を感知して自動停止などの機能を搭載。さらに異常停止した場合に人間のスタッフの持つスマートフォン等に警報を発信するなど多くの安全技術を装備した。また、走行制御を高いレベルで実現し、壁際ギリギリまで自動清掃できたり、毛足などがロボットの移動に影響しやすいカーペット上を直進できたりする。人がタブレット端末を使って簡易操作することもできる。

 同社では今後竣工するオフィスビルに順次同ロボットを導入していく計画。さらに「ダイバーシティ東京プラザ」にも導入するなど、商業施設における施設管理業務の省人化も進める。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。