不動産ニュース / 団体・グループ

2018/5/18

建物調査の実務研修などに注力/全日東京

中村本部長
「ITの進化と共に業務も変わっていく。いち早く情報を会員に発信していく」などと語った中村本部長

 (公社)全日本不動産協会東京都本部、(公社)不動産保証協会東京都本部は18日、グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で定時総会を開催。2017年度の事業・決算報告、18年度の事業計画、収支予算等を報告した。

 冒頭挨拶した両本部本部長の中村裕昌氏は、「17年度は710社もの新入会員を迎えられ、3月末時点の会員数は9247社となった。会員各位の努力の結果だと感謝したい。4月から建物状況調査の説明義務がスタートしたが、瑕疵保険に加入できる物件については、全日の安心R住宅に登録できる体制を整えるなど、協会としても支援をしていく。実務についても、今後研修等を強化していく。また、賃貸仲介におけるIT重説はラビーネットで対応できるようにしたが、今後もITの進化と共に業務も変わっていく。いち早く情報をキャッチし、いち早く会員に向けて発信していきたい」などと述べた。

 18年度事業計画では、会員支援と組織強化、社会貢献を重点事業とし、会員支援では、会員支援ポータルサイト「ラビーネット」の普及促進を通じて会員の業績向上を図るほか、教育研修事業「全日ステップアップトレーニング」においては、より多くの会員が受講できるよう、会員への情報提供を充実する。また、20年の正会員1万社を目標としている組織強化においては、今年度は本店650社・支店120事業所の新規入会を図り、年度末の会員本店9,650社、本支店合わせて1万600事業所の達成を目指す。

 また、関連団体である(一社)東京都不動産協会の総会では、会の名称を「(一社)全国不動産協会」に変更するための定款改正が承認された。
 協会活動の全国展開を目指すための変更。変更日は10月1日。

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安心R住宅

安心に関する一定の要件を満たす旨の標章(マーク)を使用することのできる住宅。標章の付与は、国土交通省の告示(特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度)に基づいて登録された事業者団体が行なう。

続きはR.E.wordsへ

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