三鬼商事(株)は8日、2018年5月時点の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区:千代田、中央、港、新宿、渋谷)の平均空室率は2.68%(前月比0.03ポイント上昇)。竣工予定ビルへの移転に伴う大型空室の募集開始の影響があったことから、全体の空室面積がこの1ヵ月間でわずかに増加した。1坪当たりの平均賃料は、2万19円(同123円増)と、8年10ヵ月ぶりの2万円台となった。
大阪ビジネス地区の平均空室率は3.38%(同0.05ポイント上昇)。館内増床など中小規模の成約の動きが見られたことから、全体の空室面積は約1,200坪の増加にとどまった。1坪当たりの平均賃料は1万1,320円(同10円増)と、17ヵ月連続の上昇。