不動産ニュース / ハウジング

2018/6/11

山梨県にCLT低層住宅の実験棟

施工検証のため3つの異なる傾斜スラブでピラミッド型の屋根を形成した

 (一社)木のいえ一番振興協会(東京都渋谷区、会長:二木浩三氏)は、一般住宅としてのCLT低層住宅の実験棟を竣工。8日にプレス向け見学会を開催した。

 CLT(Cross Laminated Timber)とは、木材の小さな断片を層ごとに直交するように並べて積層密着し、建設用の大きな厚板パネルにした木質系材料。日本でも地球温暖化対策や林業活性化等の観点から伐採期を迎えた国内森林資源の活用が求められる中、木材を大量に使用するCLTが注目を集め、公共施設や商業施設を主とした中層建物が建設されている。

 同協会では、CLTの高い断熱性や強度、施工工期短縮などのメリットを一般住宅でも生かせると考え、その実現に向けて実験棟を建設した。なお、同プロジェクトは、「CLT外部現し利用技術検証プロジェクト」として国土交通省の「平成28年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採用されている。

 実験棟は山梨県南都留郡に所在。延床面積は50.63平方メートル、2階建て。CLTパネルの内外の壁面を現しで仕上げ、シンプルな構造となるよう、接合金物が隠れるように設計。床・壁・屋根にもCLTを使用している。 
 CLTの断熱性の検証のために付加的な断熱は施していない。断熱性能のほか、現しの経年変化や表面のメンテナンス性、気密性などについての実証実験を行なっていく。

 同協会副会長の田鎖郁男氏は、「CLTの技術は国際的にも進んでいる。実験棟での成果によりCLTを一般の住宅で使えるようになれば、“木のいえ”の美しさ、楽しさを普及させることができる」と語った。

四周の庇の深さは1,160mmとすることで、壁パネルを保護する

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