不動産ニュース / 開発・分譲

2018/6/13

南砂町で「時短」ウリの大規模M/総合地所他

「TOKYOキラリスナPROJECT」完成予想図

 長谷工グループの総合地所(株)は、(株)NIPPO、名鉄不動産(株)と共同で大規模分譲マンション「TOKYOキラリスナPROJECT」(東京都江東区、総戸数267戸)の販売を開始した。事業比率は、総合地所60%、NIPPOと名鉄不動産がそれぞれ20%。

 同物件は、東京メトロ東西線「南砂町」駅徒歩13分に立地する、地上15階建てのマンション。施工は(株)長谷工コーポレーション。両社が商品企画段階から本格的に協働する物件の第1号となる。竣工は、2020年1月。

 建設地は、メーカーの事務所跡地で、南側に大規模マンションが建っているものの、東に荒川を望み、東側4階以上がリバービュー住戸となる。また、駅へは徒歩10分以上だが最寄りの「南砂町」駅から都心部へは10分圏内であること、小中学校が3分以内、建物内に認可保育園が入るほか、徒歩圏に大規模商業施設が2つあることから、ファミリー層に訴求できるとして事業化した。

 建物は、雁行設計や基壇部・中層部・トップラインの3層構成によるモダンクラシックな外観が特長。共用施設として、ゲストルーム・パーティルーム、スカイデッキのほか、布団やまとめ洗いに対応したランドリールームを設置している。住戸は、2LDK~4LDK、専有面積65~80平方メートル。60平方メートル台住戸もスパン6mを確保。全戸に、ディスポーザー、食器洗い乾燥機、床暖房を設置しているほか、玄関には通風窓と一体になったガラスウォール、庇の付いた袖壁を設け、プライバシーを向上させている。また、長谷工コーポレーションが開発した可動間仕切り兼収納の「UGOCLO」を29戸に導入。モデルルームでは、無償のメニュープランとして、玄関脇の居室をホビークロークとグリーンパティオとして提案した。

 GW前からモデルルーム事前案内を開始。これまでの反響数は950組。モデルルーム来場者は250組。来場は、地元江東区と江戸川区在住者が6割。30歳代・40歳代で7割、家族数は3人が4割。7月14日に1期抽選を行なう予定で、販売戸数は70戸前後を見込む。販売価格は3,900万円台~6,800万円台、最多価格帯5,100万円台、坪単価は250万円。

 12日会見した総合地所分譲事業部営業二部の石井大祐氏は「都心へのダイレクトアクセス、教育施設や大型商業施設に近いことに加え、ランドリールームや各戸への食器洗い洗浄器やディスポーザーの設置などで入居者の“時短”をサポートし、暮らしを輝かせたい」と抱負を語った。

モデルルーム内部。ディスポーザーや食器洗い乾燥機等を標準装備し、共働きファミリーやDINKSへ「時短」によるライフスタイルの充実をアピールする

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