不動産ニュース / 開発・分譲

2018/7/9

柏の分譲地で住民コミュニティイベント

ポラス
減災食を食べた住民は「美味しかった」と話した

 ポラスグループの中央グリーン開発(株)は8日、販売中の戸建分譲地「パレットコート柏たなかエヴァーシティ」(千葉県柏市、総戸数150戸)の住民を対象とした交流会を開催した。

 同分譲地は景観だけでなくコミュニティや防災・防犯をまちづくりのテーマとしており、柏市では初めて景観協定を導入した。150戸の住宅を区画ごとに7つのグループに分け、それぞれに「KONOBA」と呼ぶコミュニティスペースを設けている。KONOBAに設置したベンチには、BBQ用コンロやコードリール、ブルーシート等の災害グッズを保管しておき、災害時には取り出して地域での共助に活用する。

 今回のイベントでは、(一社)減災ラボの協力を得て、防災・減災をテーマにしたイベントを実施し、住民各世帯が持ち寄った調理器具や食材を使って炊き出しを行なった。住民は、持ち寄ったパスタを水に浸してやわらかくし、防災用のコンロと各家庭から持ち寄ったフライパンで調理した。

 同物件は2017年5月中旬に第1期を発売し、これまでに98戸を販売。その後80戸を成約している。今回の交流会には入居済みの65戸中、25戸の世帯が参加した。同分譲地の管理組合理事長である高木 誠氏は「まちは住民がつくっていくもの。コミュニティが活発になることが防災につながる。こうして近所付き合いを深めていくことが大切」と語る。

防災ベンチ
災害グッズをベンチにしまっておき、いざという時に活用する
まちなみ
景観協定を導入したまち並み。中高木は各住戸の敷地内であっても管理組合の権限で整備される

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