不動産ニュース / イベント・セミナー

2018/7/11

IT時代こそ、サービスの強化を/ERA

「人だからこそできるサービスの強化を図りたい」と話す、斎藤社長

 不動産フランチャイズの(株)LIXILイーアールエージャパン(ERA)は10・11日、「ニトリ文化ホール」(札幌市中央区)にて「2018年 ERA北海道全国大会」を開催。2017年度の実績報告や18年度の事業計画等を発表した。

 17年度は、加盟開発セミナーの開催や加盟店120社からの紹介による11社の新規加盟などの結果、目標としている500店舗達成が目前となったと報告。
 ERAの建物検査(インスペクション)の累計利用率は、127社・313件と、16年の開始以来右肩上がりで推移しており、依頼主の割合は売り主が多いものの近年は買い主からの相談も増加傾向にあるとした。
 超高齢社会を受けシニアフレンドリーな取り組みも推進。昨年初めて相続をテーマにセミナー月間を実施。全国85ヵ所以上で開催した同セミナーには1,000人のオーナーが参加したほか、認知症サポーターには160社・427人の登録を実現した。

 18年は、同社が掲げる「地域No.1のパートナーになる」を実現するため、加盟店が「貢献・強化・意識・活用」できる、各種サポートプログラムを展開していく。
 経営体質の強化につながる各種研修を充実。事業承継サポートに向けた新体制を構築するほか、経営計画策定研修、マーケティングや組織構築が学べる講座を開催するなど、後継者や経営者向け研修を拡充させる。
 不動産業務支援システム「ERA Pro CLOUD」における、IT重説対応やVR生成機能、SNSによる自動応答機能などを拡張するなど、加盟店がより一層活用できるツールを開発し、提供していく。

 同社取締役社長の斎藤雄二氏は、「不動産業界では、AI等の新しいIT技術の導入が進んでおり、しっかりと選択をしながら活用しなくてはいけない。一方で、人だからこそできるサービスや気配り、仲間との絆がある。今大会を仲間との情報共有や学びの機会として活用していただきたい」と述べた。
 また、西日本豪雨による加盟店の被災状況にも触れ、「9日時点では、一部自宅や事務所の被害はあったと聞いているものの、ケガなどの人的被害は一切ないと聞いている。本日も西日本エリアの出席予定者全員に参加いただけた。われわれもその元気に負けることなくがんばっていきたい」と話した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。