不動産ニュース / 開発・分譲

2018/7/12

可動式壁を用い「SWITCH PLAN」を提案

手前で区切り、ワークスペースと、キッチン&ダイニングに分け使用する状態
部屋をちょうど真ん中で仕切った状態
壁を端に寄せることで1空間を広々と使う状態

 しばたゆうこ事務所は11日、同事務所が設計を担当したマンションルームプラン「SWITCH PLAN」を、業界関係者向けに公開した。

 同プランは、伊藤忠都市開発(株)と三菱地所レジデンス(株)が開発を進めている「クレヴィアタワー大井町 THE RESIDENCE」(東京都品川区、総戸数136戸)の一部住戸に、有償のカスタマイズプランとして提供するもの。

 伊藤忠都市開発は、都心部立地における専有面積が限られた住戸において、仕切りを自在に可変することで理想の間取りをつくれる「間取りのない家」プロジェクトを構想していた。一方、柴田木綿子氏(しばたゆうこ事務所代表)は2010年に、「間取りのない家」の構想に近い、可動式壁を用いた自宅兼事務所「SWITCH」を手掛けており、今回のプラン提案となった。総合プロデュースは(株)フリークス。

 同プランでは、部屋を可動式壁でゆるく区切ることで、限られた居住スペースであっても自由度の高い間取りを実現。モデルルームは、元々2LDK(専有面積45.46平方メートル)の2部屋を寝室と洗面室に変更。リビングダイニングに可動式壁を用いたほか、寝室の扉をロールスクリーンとするなどして、住戸全体がひとつにつながる1Rのように見立てた。

 「クレヴィアタワー大井町 THE RESIDENCE」はJR京浜東北線「大井町」駅徒歩5分に立地。鉄筋コンクリート造。地上21階地下1階建て。住戸は1R~3LDK、専有面積は21.41~75.02平方メートル。
 販売開始は、2018年8月上旬を予定している。第1期販売戸数および価格は未定。

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