東京急行電鉄(株)は、同社が代表幹事を務める研究組織「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」(以下、「CCC」)と協働で、社会実験区プロジェクト「TAMA X(タマクロス)」を開始する。
同プロジェクトは、多摩川の両岸に位置する川崎市、東京都世田谷区、大田区の流域エリア(以下、「多摩川流域エリア」)における、都市と自然が融合した次世代のライフスタイルの実現を目指し、先進技術の実装や公共空間の活用などを進めるもの。これからの地域づくりのモデルとして注目される循環型経済圏(サーキュラーエコノミー)の研究や情報発信、社会実験などを実施。7月20日から11月までをめどに、自然の中で働くという新しい働き方の提案を目的とした、多摩川河川敷でのキャンピングオフィス「CAMPING OFFICE TAMAGAWA」を展開する。公共空間を活用したアウトドアオフィスは、国内初の取り組み。
同社とCCCは、多摩川流域エリアのさらなる発展の可能性を研究するため、国土交通省、流域の自治体、企業、大学とともに「多摩川流域まちづくり勉強会」を1月から開催し、多摩川流域の将来ビジョンの検討を進めてきた。今後、地域内外のパートナーと連携しながら、先端技術を活用し、働き方、モビリティ、地域通貨などの検討や公共空間の利活用など、社会実験や情報発信活動を行なっていく。