不動産ニュース / 団体・グループ

2018/7/19

新会長に坂本 久全宅連会長/定借協

総会の模様

 定期借家推進協議会は18日、東海大学校友会館(東京都千代田区)で第20回通常総会を開催。2017年度事業報告および18年度事業計画等を議決・承認した。また、伊藤 博会長が(公社)全国宅地建物取引業協会連合会会長を勇退したことに伴い、新会長に坂本 久氏((公社)全国宅地建物取引業協会連合会会長、(公社)神奈川県宅地建物取引業協会会長)を選任した。

 冒頭挨拶した伊藤会長は「17年度も、定期借家制度の普及促進に向け活動してきた。その成果として定期借家契約の事前説明のIT化や、事前説明と重要事項説明を併せて実施することを認めていただいた。制度創設から20年が経ったが、事業用はまだしも居住用での普及率はいまだに数%に過ぎない。さらなる利用促進に向け、制度改善への要望活動を続けていく」と述べた。また、新会長となった坂本氏は「伊藤会長の後を受け、私も頑張っていきたい」と抱負を述べた。

 18年度の事業計画には、制度改正への要望活動のほか、リーフレットの頒布や相談業務、セミナー等への講師派遣などの事業を盛り込んだ。また、宅建業者をターゲットに制度の解説や活用事例をとりまとめた「すぐに役立つ宅建業者のための定期借家制度の基礎知識」を改訂。新たな活用事例や民法改正に対応した解説を盛り込む。

この記事の用語

定期借家制度

新借地借家法(1992(平成4)年8月1日施行)の一部が改正されたことにより、2000(平成12)年3月1日に創設された制度。従来の新借地借家法では、一部の例外(期限付き建物賃貸借)を除いて、貸主側に建物の返還を求めるだけの正当事由がない限り、貸主は借家契約の更新を拒否することができないとされていた。

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