不動産ニュース / 開発・分譲

2018/8/31

外国人・子供にも分かりやすい防災訓練/森ビル

「やさしい日本語」活用訓練の様子

  森ビル(株)は31日、「六本木ヒルズ」(東京都港区)で総合震災訓練を実施。約400人の社員が参加した。

 同社は、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」をコンセプトに、災害に強く周辺地域の防災拠点としての役割を果たすまちづくりを目指し、ハード、ソフト両面からの取り組みを進めている。その一環として、毎年9月1日の防災の日前後に防災訓練を実施。今回は、「心臓蘇生・AED」、「応急手当て」、「緊急搬送」、「消火器の運用」等に加え、「やさしい日本語」の活用訓練も行なった。

 「やさしい日本語」は、「炊き出し」を「温かい食事を作って配る」と言い換えるなど、通常の日本語よりも簡単で、災害時、情報弱者となりやすい外国人やお年寄り、子供にも分かりやすくした日本語。日本で暮らす外国人居住者の国籍が多岐にわたり、英語だけでは対応が困難であることから、行政からの情報発信等でも用いられている。

 訓練では指導員が、「1文を短くし、文の構造を簡単にすること」、「ライフラインは、英語では『命綱』を意味するなど、外来語はネイティブの意味とは解釈が異なる可能性があるので用いないこと」、「国によって表現が違う擬態語や擬音語は使わないこと」等、ポイントを解説した。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年2月号
時代とともに変わる、シェアハウスの形
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/1/5

「月刊不動産流通2025年2月号」発売中!

月刊不動産流通25年2月号販売中♪
特集は「多様化するシェアハウス」。かつてはコスパを求め住む人が多かったシェアハウスですが、最近は新たな出会いや価値観に触れる場として、あえて選ぶ人が増加。とある物件では多様な世代・世帯が1つの家族として子育てをしているそうで…!