不動産ニュース / 開発・分譲

2018/8/31

丸の内で防災訓練、被災状況をライブ配信

災害時に必要な情報をWEB上で一元的に確認できる「災害ダッシュボード」

 三菱地所(株)は31日、東京・丸の内エリアを中心に保有する約30棟のビルで、東日本大震災クラスの地震発生を想定した総合防災訓練を実施。同社グループ社員など約1,250名が参加した。

 今回は、災害時に必要な情報をWEB上で一元的に確認できる「災害ダッシュボード」を使った仕組みを試験的に導入。社員がスマートフォンで撮影した被災状況等のライブ映像を、災害対策本部に配信することで現場の状況をリアルタイムに把握できるようにするもので、今後、人員配置や物資供給の最適化に役立てていく。

 近年増加傾向のゲリラ豪雨への対策として運搬ロボット「EffiBOT」(フランスのロボットメーカーEffidence社製)を用いた土のう運搬訓練と止水板組み立て訓練も実施。同ロボットは最大積載重量150kg、人に付いて走る追尾機能を有しており、迅速に土のうを設置することが可能となる。

 また同日、同社が受託運営する新東京ビル内の訪日外国人向け観光案内所「JNTO TIC」において、観光庁が推奨する多言語防災情報アプリ「Safety Tips」のダウンロードキャンペーンを開始した。同施設では、8月よりハラル認証取得のアルファ米非常食備蓄を開始しており、今後1ヵ月間、ダウンロードした訪日客全員に「災害時多言語会話集」と共に提供する。

土のうを運ぶ運搬ロボット「EffiBOT」。追尾機能で迅速に土嚢を運搬することが可能となる

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