不動産ニュース / 開発・分譲

2018/9/3

従業員向けコンシェルジュサービスなど実証実験

設置した顔認証ゲート

 三菱地所(株)は3日、同社本社(大手町パークビルディング・東京千代田区)で実施する従業員の生産性向上・働き方改革支援を目的とした新たな取り組みを行なうと発表した。同社ではすでに(株)Liquid とのコラボレーションによる生体(指紋)認証セキュリティシステムと決済システム等を導入しており、今回の取り組みはそれに続くもの。

 まず、(株)TPO と提携による従業員向けコンシェルジュサービス「ユア・コンシェルジュ」 を8月20日~11月19日まで試験的に導入する。社内に常駐するコンシェルジュが、従業員の代わりに手続きやリサーチなどを代行するもの。平日に対応が必要な役所への問い合わせ、プライベートの充実を図る旅行や習い事のリサーチなど多種多様なものを想定しており、今後丸の内エリアを中心とした就業者向けサービスへの展開を検討していく。

 また、9月中旬からは、本社の一部のセキュリティ扉とセキュリティゲートに顔認証技術を導入する。日本電気(株)の協力のもと、顔認証技術を活用したオフィスサービスの検証を行ない、将来的には、「東京駅前常盤橋プロジェクト」をはじめとしたオフィスビルの商品企画に生かしていく。

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