不動産ニュース / 開発・分譲

2018/9/5

「ストリーム」等開業、渋谷駅南側を活性化

「渋谷ストリーム」外観
施設目の前を流れる渋谷川の沿道も整備

 東京急行電鉄(株)は、東急線他「渋谷」駅の南側に13日に開業する「渋谷ストリーム」(以下、ストリーム)と「渋谷ブリッジ」(以下、ブリッジ)(東京都渋谷区)を報道陣に公開した。

 いずれも、東急東横線「渋谷」駅や線路の地下化によって生まれた敷地の再開発。ストリームは、地上35階地下4階建て、延床面積約11万6,000平方メートル。オフィス、ホテル(エクセルホテル東急)、店舗、ホール等の複合施設。14~35階のオフィス部分はグーグル日本法人が入居。回遊性を高めるため、施設内を南北に通路が貫き、地域の交流拠点となるようなホールも設けている。
 ブリッジは、地上3階建て・延床面積1,282平方メートル、地上7階建て・延床面積4,370平方メートルの2棟。地域ニーズに応え、保育所やホテル(MUSTARD HOTEL)が入居するほか、オフィス、店舗からなる。オフィス部分は、デジタルマーケティング等を手掛ける(株)フラッグ等、全区画が決定している。

 「渋谷」駅南側に隣接するストリームから、「代官山」駅近くのブリッジまでを流れる渋谷川の沿道も、官民連携で整備。約600mの遊歩道や広場を設け、それぞれの施設とつなげ回遊性を高めた。

 同日会見した同社取締役社長の髙橋和夫氏は「両施設の開発テーマは、(1)クリエイティビティのあるビジネスや文化の発信、(2)来街者の利便性や回遊性を向上し人同士が交流できる場づくり。昨年開業した渋谷キャストと共に、原宿から渋谷、渋谷から代官山への新たな人の流れが生まれる。来年度完成予定の渋谷スクランブルスクエアも含め、各施設が有機的につながっていくことで、われわれが目指す『エンターテインメントシティ シブヤ』の実現につながっていく」と抱負を述べた。

「渋谷ブリッジ」外観
保育所

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