不動産ニュース / 開発・分譲

2018/9/21

日本橋高島屋、新館が25日に開業

「日本橋高島屋S.C.新館」外観

 (株)高島屋は21日、25日にオープンする「日本橋高島屋S.C.新館」(東京都中央区)をプレスに公開した。

 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅に直結。従来より営業している高島屋本館、時計専門百貨店、東館に隣接する施設で、同社は、新館の完成をもって4施設を「日本橋高島屋S.C.」と総称し、「『美しい暮らしスタイル』を発信する店」をコンセプトに、一体的に運営する。

 新館は、地下1階地上7階建て、売り場面積約1万7,000平方メートル。地下1階・地上1階はイートインスペースを併設したデリがメイン。2~5階はファッション・雑貨フロアで、6~7階はレストラン。

 施設コンセプトは「日本橋生活者のための場の提供」。都市型商業施設ながら、地域密着型の運営とする。同施設の運営を担当し、テナントセレクトも担った東神開発(株)日本橋事業部長の清瀬 和美氏(※)は「同エリアでは30歳代のパワーカップルの人口が急増しているが、仕事帰りに夕食を買えるようなお店が少なく、また、周辺ワーカーからは出勤前に朝食を買える場所がないとの声も多かった。そこで、地下1階と1階にデリ・カフェを複数出店。店舗によっては、7時30分から22時半まで営業することで、顧客の生活に寄り添うスタイルとした」とコメントした。

 また、高島屋代表取締役社長の木本 茂氏は、「当社グループでは、『まちづくり戦略』を推進している。同戦略は、地域の人々が集うまちのアンカーでありながら、1つのまちとしてのワクワク感を持つ施設を運営するというもの。日本橋高島屋S.C.はその象徴事業としていきたい」と述べた。

※瀬は、正式には左がさんずい、中央が束、右が刀の下に貝

「日本橋高島屋S.C.を『まちづくり戦略』のシンボルとする」と話す高島屋代表取締役社長の木本氏
地下鉄駅と直結する地下1階入口に出店するベーカリー「RITUEL」。7時30分より営業し、周辺ワーカーの朝食需要に応える

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