不動産ニュース / 開発・分譲

2018/12/10

野村不、青梅に新コンセプトの物流施設

「Landport青梅I」トラックバース側外観。シャッターはトラックが近づくと自動で開閉する

 野村不動産(株)はこのほど、大規模高機能物流施設「Landport青梅I」(東京都青梅市)を竣工、運用を開始した。

 旧東芝青梅工場跡地を3期に分割し、開発しているプロジェクトの第1期。JR青梅線「小作」駅徒歩約10分と住宅エリアに至近、かつ圏央道「青梅」ICから約2.5km、国道16号から約3.2kmと、主要高速道路・幹線道路を利用しての広域配送が可能な立地。

 同社が独自に立ち上げたコンセプト「カテゴリーマルチ」型の物流施設として開発。「カテゴリーマルチ」とは、利用するテナントの業種を特定して開発するもので、マルチテナント型とBTS型の中間的位置付け。「青梅I」では、重量物等仕様のカテゴリーマルチの仕様を採用。Landportシリーズで初めて、低床バースを1階に採用。万が一の時に雨が施設内に流れ込まないよう雨水ピットを設置するといった工夫も導入した。2~3階は高床仕様とし、高積みするケースが想定されることから、全フロア梁下有効高6.5mを確保し、効率的な保管が実現できるレイアウトとしている。1~2階は、フォークリフトに対応床に。
 トラック出入口のシャッターは自動開閉のものとし、さらに2階は開閉が早いシートシャッターを採用するなど、テナントの作業効率の向上を支援する工夫も取り入れている。

 同施設には、日野自動車(株)がグローバルパーツセンターとして入居予定。

 なお、2期棟にも着工済で、「カテゴリーマルチ」のコンセプトに基づき飲料等の重量物の保管・荷役用に適した施設仕様で建設する。テナントは、大手物流台車である鴻池運輸(株)の入居が決まっている。竣工予定は2020年2月末。

2~3階は高床バース。シャッターは開閉が早いシートシャッターを採用
梁下天井高は6.5m

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