(株)インテリックスは15日、2019年5月期第2四半期決算(連結)の決算説明会を開催した。
当期(18年6月1日~11月30日)は、連結売上高166億8,200万円(前年同期比24.9%減)、営業利益3億6,900万円(同45.9%減)、経常利益1億9,900万円(同61.5%減)、当期純利益1億1,700万円(同64.4%減)。リノベックスマンションの販売戸数の減少で、減収減益となった。
中古マンション再生流通事業は、リノベックスマンションの販売戸数が565件(同224件減)、売上高は137億1,400万円(同27.4%減)。賃貸収入売上が9,100万円(同3.1%増)、その他収入売上が1,100万円(同53.6%増)。事業全体の売上高は138億1,700万円(同27.3%減)、営業利益は3億5,300万円(同43.8%減)だった。
その他不動産事業では、不動産小口化商品「アセットシェアリング博多」の販売などを行なったが、売上高28億6,500万円(同10.8%減)、営業利益2億9,400万円(同3.2%減)となった。
下期に向け、競合の厳しい首都圏エリアに代わり、地方主要都市でのリノベックスマンションの販売を強化。通期で初めて、地方主要都市での販売件数が首都圏を上回る計画。同事業全体の売上高は342億6,900万円(同0.3%減)を計上する予定。アセットシェアリング事業は、事業展開を加速。通期の売上高は35億円(同64%増)と、リノベックスマンション事業での減収をカバーする計画。通期の売上高は446億4,000万円、営業利益17億300万円、経常利益13億1,100万円、当期純利益8億7,900万円を見込んでいる。
同社代表取締役の山本卓也氏は、「リノベックスマンション事業は、競合他社が多い首都圏で仕入れを伸ばすのが得策だとは思っていない。アセットシェアリング事業は、昨年のサブリース騒動で投資家が警戒し、プロモーションにかなり苦戦している。物件をしっかりと選定し、慎重に進めていく方針だ」などと述べた。