不動産ニュース / その他

2019/1/17

外国人帰宅困難者受入訓練を実施/森ビル

一次待機場所から受け入れ場所に誘導される「外国人帰宅困難者」

 森ビル(株)は、阪神・淡路大震災から24年目を迎える17日に、全社員約1,300名が参加する「森ビル総合震災訓練」の一環として、「外国人帰宅困難者受入訓練」を実施した。

 昨今の政府施策等により訪日外国人数や在留外国人数のさらなる増加が見込まれていることから、同社では2017年1月より外国人帰宅困難者向けの多言語対応訓練や、港区国際防災ボランティア(有事の際の外国人支援として港区が募集する通訳ボランティア)と連携した外国人帰宅困難者受け入れ訓練等を実施してきた。

 今回の訓練は、東京直下型地震M7.3、港区震度6強を想定し、港区からの帰宅困難者受入要請に伴い、六本木ヒルズで受け入れを行なうというシナリオで実施。

 外国人帰宅困難者役として、港区国際防災ボランティア、近隣大使館職員、近隣大学生、同社社員など計約50名および近隣インターナショナルスクールの園児(5~6歳)約60名が参加。インターナショナルスクール園児に対しては、「地震発生時の行動・防災用品の使い方」レクチャーも実施した。

 同訓練実施後、同社震災対策室事務局の鈴木 健次郎氏は、「訓練を通じて、社員一人ひとりに、“自分たちが何をすべきなのか”ということを浸透させていきたい。六本木ヒルズは外国の方に非常に多く訪れていただいている施設。外国人受け入れという面で他の施設の見本となれるよう、取り組んでいく」などと話した。

インターナショナルスクール園児に「地震発生時の行動・防災用品の使い方」レクチャーも実施

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。