
三井不動産リアルティ(株)は25日、港区と東日本電信電話(株)東京事業部、テルウェル東日本(株)と、災害対策および区政情報の発信強化に向けた連携協定を締結。港区内の「三井のリパーク」11ヵ所にNTTグループが提供するフリーWi-Fiなどの各種サービスを備えた「ICT機能付高機能自動販売機」を設置すると発表した。
今回の連携協定は、各者の資源やノウハウを生かすことで、災害時支援や観光客の利便性向上に資する拠点を整備し、地域への貢献することが目的。
「ICT機能付高機能自動販売機」はフリーWi-Fiサービスのアクセスポイントとしての機能を持ち、NTT東日本が提供する光ネットワーク回線に接続することで、駐車場内でスマートフォンやパソコン、タブレット端末を利用することができる。
また、「多言語表示機能(QR Translator)」を搭載。訪日外国人などへの支援機能として、利用者がスマートフォンなどの携帯端末で自動販売機に記載されたQRコードを読み取ると、ユーザー端末に設定された言語に合わせた駐車場の利用方法などを見ることができる。
そのほか、災害などにより商用電力が停電となった際も自動販売機内臓バッテリーにより貯蔵飲料を無償で提供するなど、災害時支援機能なども備える。