不動産ニュース / 開発・分譲

2019/1/29

新日鉄興和、錦糸町でデザイン重視のマンション

「リビオ錦糸町」完成予想図
専有面積70平方メートル・3LDKのモデルルーム。「niko and...」の特長であるウッドテイストでまとめられたインテリアデザイン。面材類もすべて無料でチョイスできる。また、設置されている家具類は入居と同時に購入・設置が可能

 新日鉄興和不動産(株)は、普通借地権付分譲マンション「リビオ錦糸町」(東京都墨田区、総戸数49戸)の販売を、2月上旬から開始する。

 同物件は、JR総武線「錦糸町」駅徒歩15分に立地する、地上11階建てのマンション。建設地は、低層の工場付き住居が立ち並んでいた場所で、30年の普通借地権(30年ごとに更新可能)を設定して同社が建物を建設する。

 アパレル・雑貨・家具販売などを手掛けるブランド「niko and...」がマンション外観やエントランスホールデザインで協力。外観は、階層ごとにベージュ、ブラック、木目調タイルでアクセントを付けた。エントランスホールは、木目とブラウンを基調にカフェのような居心地よい空間とした。

 住戸は、1LDK~3LDK・9タイプ、専有面積32~70平方メートル。通常の内装カラーセレクトに加え「niko and...」コーディネートのカラーセレクトが無償で選べるほか、同社が販売する家具も同時購入できる。70平方メートル台の住戸はスパン7,000mm、60平方メートル台住戸もスパン6,300mmを確保。廊下面積を少なくして有効率を高めているほか、ミストサウナ、ガラストップコンロ、可動間仕切り、自在収納などの設備仕様は、住戸の大きさに関係なく採用している。

 販売予定価格は、2,700万円台~5,800万円台、最多価格帯5,000万円台。坪単価約270万円。別途地代が1平方メートルあたり月額約120円かかる予定。2018年11月にホームページをオープンし、これまでの反響数は300件。20歳代、30歳代からの反響が全体の7割、また地元墨田区在住比率は7割弱と、地元の賃貸脱出組中心に反響を集めている。設備仕様の充実とデザインの良さ、借地権によるリーズナブルな価格設定を訴求し、駅徒歩10分超のハンデを克服する考え。

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