(株)長谷工コーポレーションは、同社賃貸マンションブランド「ブランシエスタ」シリーズの第4弾となる「ブランシエスタ白山」(東京都文京区、総戸数63戸)を竣工。25日、報道陣に公開した。
同物件は、都営三田線「白山」駅徒歩6分などに立地する、地上14階建ての賃貸マンション。2015年末に土地を取得、17年4月に着工していた。都心アクセスが良好、かつ閑静、周辺に大学も多いという立地から、学生、単身、DINKS、大学教授(外国人含む)など幅広い需要層が見込めるとして、ターゲットを絞り込んだ8つの住戸コンセプトを設定。すべての住戸をコンセプトルームとしている。室内デザインは、分譲マンションも手掛ける社内のデザイナーが担当、分譲マンションでは難しい大胆なデザインを施した。
コンセプトルームは、間取り(広さ)を変えるのではなく、フローリングやアクセントウォール、アクセントクロス、水回りの面材、照明などのデザインと機能を変えることで、汎用性を持たせているのが特長。リビング照明とエアコンは標準。水回りはゆとりを持たせ、ミストサウナ、マッサージシャワー、食器洗い乾燥機、ハンズフリーキーなど水回り中心に設備仕様を高め、周辺相場より2割前後賃料を高く設定している。
住戸は、1LDK・2LDK、専有面積約34~約57平方メートル。賃料は月額15万4,000~27万7,000円(別途共益費1万~1万5,000円)。入居予定日は、3月1日。すでに44戸で入居者が決定している。医療関係者が全体の4分の1、その他会社員、会社役員など。
見学会で会見した同社執行役員の大門栄城氏は「分譲マンションのクオリティと賃貸ならではの自由を得られるハイグレードレジデンスとして、ひと味もふた味も違うコンセプトで多様化する居住者ニーズに対応した。現在、当社が保有する賃貸資産は稼働予定のものも含め60物件、1,000億円。その6割強がマンション。ブランシエスタは、第9弾まで開発が決まっており、新たな仕様とデザインを導入していく」と抱負を語った。