(株)西武ホールディングスは28日、(株)西武プロパティが開発を推進する大規模オフィスビル「ダイヤゲート池袋」(東京都豊島区)の竣工を発表した。
池袋旧本社ビル敷地に加え、西武鉄道池袋線の線路上空と西武鉄道所有地の線路西側の用地を活用。敷地面積約5,530平方メートル、鉄骨造地上20階地下1階建て(建築基準法上の階層)。
外観は、鉄道の運行図表であるダイヤグラムをイメージしたデザインを採用。1・2階には商業店舗を配置。4階から最上階となる18階は、基準階貸室面積約2,100平方メートルのオフィスフロアで、14~18階の5フロアには、西武HDのほか、プリンスホテル、西武プロパティーズが入居する。
2階には、線路上空デッキ(ダイヤデッキ)を設置している。なお、豊島区が構想中の池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)とダイヤデッキが将来接続された際には、池袋駅から南池袋方面への歩行者ネットワークが強化され、地域のにぎわい創出も期待している。
総事業費は約380億円。
ビル2階の線路ダイヤデッキは3月25日に共用を開始。オフィスについては4月1日より順次入居・営業を開始する。